こんにちは。
発酵ペースト さつまいもと芋麹 の開発者 鈴木みくです。
リニューアルを記念して、この商品が生まれたストーリーを改めてお話したいと思います。
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日常の小さな幸せ
数年前、娘が誕生し、ママとしての初めての生活が始まりました。
ムチムチ！
育休をいただいていた1年間、成長に喜んだり、睡眠不足に悩んだり、慣れない育児に奮闘していましたが、ある日、乳腺炎になりかけている痛みに気づきます。
急いで助産師さんのところに駆け込み、マッサージに通い、おやつの時間におすすめされたのが「さつまいも」。
せっかくなら美味しく食べよう！といろんな品種のさつまいもを購入して自宅のオーブンであれこれ焼いて、甘いものを食べたくなったときにはさつまいもに頼っていました。
シルクスイートハマりました
命を守らなきゃと必死で向き合ってきた0歳育児、少し余裕がでてきた後半に差し掛かり、離乳食の進んだ我が子とひとつの焼き芋を持ってお散歩していたときのことです。
川の土手に腰掛け、おいしく焼けたお芋を一緒に食べていると、見慣れたいつもの景色がすごくきれいに見えて、頬にあたる風が心地よく、膝の上の娘の重みと体温が温かくて、涙がでそうなほど幸せで、忘れられない瞬間になりました。
きっと、さつまいもの優しい甘みと大地を感じる香りが心に染み入り、何気ない日常の幸せに気付かせてくれたのかなと思います。
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さつまいもこうじとの出会い
そんな体験を経て、「できるだけシンプルに、誰もが安心してほっとできるおやつをお届けしたい！」と思い、発酵の力を借りて素材のおいしさを引き出す研究を始めました。
全国各地のさつまいも農家さんを訪ね、さつまいもの研究者から学び、この商品になくてはならない「さつまいもこうじ」に辿り着きます。
さつまいもを使った美味しいお菓子はたくさんあるけど、さつまいもの素材の美味しさをさらに引き出したおやつを作りたい。そのために、さつまいもこうじを開発したい。
さつまいもこうじは、一部の芋焼酎メーカーさんで特別な焼酎の原料として使われていることがありますが、おやつの原料として適しているかというとそうでもなく、同じ麹菌の仲間でも違う種類のものを育てる必要があります。
おやつに適したさつまいもこうじの開発だけで1年以上を要しました
さつまいもこうじの開発を重ね、製造をしてくださる麹造りのプロを探し、おやつに適したこうじがやっと完成です！
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100種類を超える試作品と共同開発プロジェクト
さつまいもこうじが完成しても、おやつのパーツのひとつが出来たにすぎません。
『さつまいもこうじを使って焼き芋の甘みや美味しさを引き出す。』
ひとことで言うとたったこれだけのことですが、麹菌の作り出す酵素にどんな条件で働いてもらうか、甘みをどれくらいにするか。
試作品の数々
試行錯誤の末、100種類を超える試作品ができたところで、想いに共感してくれる一般の方を募り、「ほっくりおやつ共同開発プロジェクト」がスタートしました。 
コロナ禍、オンラインでの開発会議の様子
味はこの試作品にしよう、誰にどうやって届けようか、デザインはどうしようか、、、みんなで考えて、商品化しました！
商品化した第一号品の冷凍カップタイプ。デザインは共同開発者のみなさんが作った'いもはん 'を使っています。
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さらに旅はつづく
この商品、感性したらゴールではありません。
商品と出会ってくれた方々の声を聞いて、開発に活かしていくこと。
「もっとこうなったらいいな」をカタチにしていくこと。
この1年間、たくさんの方に直接お会いして、お召し上がりいただいて、品質も、形態も、いろんなことを一緒に考えていただき、常に改良を続けてきました。
ママさんたちとの試食会
子どもたちとの麹菌観察体験。一緒に活動しているハッコウブのゾエ先生です。
ファミリー向けの楽しいイベントも！
そして、国産紅はるかの焼き芋の美味しさを、さつまいもこうじの発酵で引き出したおやつ『発酵ペースト さつまいもと芋麹』ができました。
原料は国産紅はるかの焼き芋ペーストと芋麹。
シンプルな素材でおつくりしているので、お子様にもおすすめのおやつです。
そのまま３時のおやつとしてはもちろん、パンに塗ったりアイスに添えたり、毎日の暮らしの中に発酵由来のやさしい甘みを取り入れてみませんか？ 
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さいごに
アイデアを思いついたときからずっと変わっていないのは、「日常の小さな幸せを感じられるようなおやつ時間を提供すること」。
さつまいもでほっくりした気持ちになり、景色
小さなお子さんを持つママも、ついつい頑張りすぎちゃう人も、誰かを美味しいものでそっと応援したい人も、親子一緒に食べるおやつ時間も、ほっとくつろぐひとときのお手伝いができれば嬉しいです。
開発した人 鈴木みく
2005年、株式会社東ハトに入社
ビスケットの商品開発に携わる。
2012年、森永製菓株式会社に入社
研究所キャンディグループで主にキャラメル関連の商品開発を担当。
2017年、第一子出産のため産休・育休に入る。育児中の原体験から、おやつを通して日常の小さな幸せに貢献したいという想いで2019年に復帰し、さつまいもおやつの研究を開始する。現在は研究所未来価値創造センターに所属。
●発酵ペースト さつまいもと芋麹 商品ページ
https://seethesun.jp/product/mhho0001/
●インスタグラムからもイベント情報等を発信していますhttps://www.instagram.com/stst_no_hakkobu?igsh=MW16b3hiOXVibjJsdw==