こんにちは。研究員の鈴木みくです。

今日は2019年の鹿児島日帰り出張の後編です!

〇繊細な芋麹の取り扱い、洗練重ねる芋焼酎

芋麹について学ぶというのも出張のテーマのひとつでした。
鹿児島県では、特産であるさつまいもを使った芋焼酎が多くの人に親しまれています。
「米麹、さつまいも、酵母」を原料に造られる芋焼酎が多いのですが、こだわりの商品として「芋麹、さつまいも、酵母」を使った全量さつまいも焼酎が、数えるほどですが存在します。

米麹は米粒に麹菌を生やしたもの、芋麹はさつまいもを細かくカットした粒に麹菌を生やしたもの。

研究者の方から、米麹と芋麹の特性や作り方の違い、芋麹を作ることの難しさも教えていただきました。
芋麹はとても繊細で、事前処理にも多くの留意点がありました。
そして、管理には繊細な水分管理も必須。

米麹にしろ芋麹にしろ、洗練された風味のモノも多く、愛好家を魅了していますが、その背景には、研究と試行錯誤の積み重ねが続いていることを肌で感じました。

(といいつつ私はお酒をまったく飲めない体質なので、焼酎としての味の違いは未知の世界です!米麹と芋麹を食べ比べて香りの違いなどを想像しています。うーん、飲んでみたいな!)

お話を伺って、さつまいもも麹も生き物で、鹿児島の暑い気候に合わせ、先人たちがさまざま工夫を重ねながら、美味しいさつまいもや高品質の焼酎を作り上げてきたのだとわかりました。
その積み重ねは、人類の宝だと心から感じたのです。
「新しいさつまいものスイーツをつくるぞ!」と決意を新たにした瞬間でした。
 

〇日帰り出張、思ったよりスムーズだった

産後初の日帰り出張、朝6時前後に家を出て、19時羽田着の飛行機で帰ってきました。

娘が生まれてから一年半、こんなに長時間離れるのは初めての体験でした。
内心少々はらはらしていたのですが、結果はすべてが通常運行。
娘には、数日前から出張のことを説明していたので、小さいながらもわかっていたのでしょうか。
私が20時半くらいに自宅についたときには夫と並んでぐっすり寝ていて、ホッとしました。

家族全員で何かを達成したような気持ちになり、これからも母として、研究員として、どちらも頑張っていこう!と思えた一日でした。