みなさん、こんにちは。
寒い日が続いてますがいかがお過ごしでしょうか?
寒い日には温かい飲み物でほっこりしたいですよね。

ということで、今回は昨年も色々と放課後を盛り上げてくれた@たかさん こと小野カカオさんの飲み物のお話から。

忘年会にご参加いただいた方にお渡ししたお手紙と同じ内容なのですが(ご参加された方は前半は重複するお話なのでさら~っとお読みくださいませ!後半には続編が!)興味深かったと言っていただけたので、これまでのイベントに参加されてない方にもお伝えしたいなと思いまして。

小野カカオさんは、カカオ沼、紅茶沼、中国茶沼、りんご沼、、、いろんな領域に沼的にはまっては調べまくる57歳。そんな小野カカオさんの紅茶沼のお話です。

カカオさんは、ある日、紅茶について調べていたら、昭和初期に日本で和紅茶が作られていたこと(小野さんの勤務する森永製菓でも「森永紅茶」が販売されていたそう)、そしてその後、輸入品が増えたことで、多くの茶畑が緑茶変換地や耕作放棄地になったことを知ります。

時は平成を超え令和に。
なんと、奇跡的に森永紅茶を作っていた1本の紅茶用の茶の樹が残っていて、それを増やした農家さんがいたのです。さらには、そこから高知、三重、奈良と3か所の農園での栽培に繋がっていました。
◆奈良県山辺郡山添村    かすががーでん・健一自然農園    和紅茶復活プロジェクト   


◆三重県亀山市    亀山kisekiの会・伊達丸亀製茶    べにほまれ復活プロジェクト

◆高知県高岡郡佐川町    明郷園 はつもみじ復活プロジェクト

小野カカオさんは居てもたってもいられず、農園に飛び、残っていた工場も見学しました。
壊れかけの工場の中は、予定が書いたままの黒板、文房具、茶葉の袋、カップ、、、いろんなものが当時のまま。何があったのか・・そんな工場の中で様々な思いが沸いてきます。生産者の想い、森永(企業)の責任、紅茶事業への希望と悲しみの歴史、自分は紅茶とお菓子の楽しさ美味しさをもっと伝えたい―――哀しみとワクワク感が入り混じる複雑な感情が沸き起こり、何かしなくては、と思ったそうです。

まずは行動を。がんばってくださっている農家さんの事を多くの人に知ってもらいたい。
そこから「森永紅茶復活プロジェクト」が始まりました。

園長はそんな小野カカオさんの想いに心動かされ、半場強引に@じゅんじゅん さん(鎌倉のSASUEDROPさん)を巻き込み、商品化に向けて走ってます!
▼これまでの様子はこちら小野カカオさんは森永紅茶の復活版だからこそ「お菓子に合う紅茶」を作りたいという想いがありました。茶葉農家さんから茶葉を取り寄せ、@じゅんじゅん さん(SASUKEDROPさん)にブレンドしてもらいます。何度も何度も何度も試作に試飲を重ねました。
試作では、紅茶生産者さんの方で、茶葉の収穫・加工時期や収量、提供できる量が読めない事で調整に難航しました。茶葉は生き物ですので、毎年風味が違います。でも品質検討は昨年の茶葉で行わなければならず、ロットによって風味がかなり異なってしまい、今回生産していただいたものとかなり変わったりして、またイチからブレンドを考えなきゃいけなかったり・・
そんな事で、ブレンドの比率を何度もやり直してもらうことになったのです。
でも、@じゅんじゅん さんは、小野カカオさんが、「もっとこうしてほしい」「もう少しこうしてほしい」など、こだわりの品質を目指すために、何度も調整をお願いしても、「いいですね!やってみます」と、嫌な顔ひとつせず前向きに対応いただけました。
パートナーとして、互いに妥協せず、お客さまの「おいしい」のために高見を目指す姿に感動しました。これぞプロの仕事です。そうして2つの試作品が出来ました。


1種類目は
ストレートでおいしい和紅茶ブレンド
セイロン紅茶と奈良県の山添村、三重県の亀山市、高知県の佐川町の茶葉をバランスよくブレンドし和紅茶の優しくて、甘い香りの風味を活かした紅茶

2種類目は
お菓子を引き立てる和紅茶ブレンド
奈良県の山添村、三重県の亀山市、高知県の佐川町の茶葉の特性を活かしながらも、セイロンティーの種類にもこだわり、お菓子のおいしさを引き出すことを主に考えたすっきりとした紅茶

さて、どちらの紅茶を商品にしようか・・・どちらも完成度がすばらしく、決めきれていない現状です。おいしくてうれしい悩みではありますけどね!

品質が固まってきたら、どれくらいの量をつくるのか、というのも大事なお話になってきます。今回お願いをするSASUKEDROPさんは1つ1つ大切に手作りされるのでたくさん作ることができません。突然たくさんの注文が来てもできないのです。
なので、先行予約販売をすることにしました!!

さらには、今できている試作品についてみなさんのご意見も聞いてみたい・・・ということで、今日から先着20名様に試作品をプレゼントしていますのでよければ先行予約で応援してくださいね。
(すでに前回のイベントで予約してくださっている方はちゃんとキープしておりますので、今しばらくお待ちくださいませ♪)

▼予約販売はこちら。昭和初期から激動の日本を見てきた、そして過去から今までなんとかつながってきた紅茶を飲みながら、ご自身のこれまでとこれから、日本のこれまでとこれからなどを妄想してみるのもとても豊かなステキな時間になりそうです。

森永紅茶プロジェクトはアワーテラスの放課後内のONOLABOでもレポートしていきますのでご登録がまだの方は是非覗いてみてくださいね☆


これからもちょっとした日常にワクワクしたり、趣を感じるようなストーリーを届けていきたいと思いますので楽しみにしていてくださいね~!