みなさん、こんにちわ。先週、SEE THE SUNと天才おもちゃクリエイターの高橋晋平さんとで共同開発した「かけアイ    サステナブル」というカードゲームを使って小学校で出張授業をしてまいりました。

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当日は80人を超える小学5年生の子どもたちを前に金丸園長ならぬ金丸先生(笑!)となりました。SDGsの授業という立て付けでしたが、のっけから「今日はカードゲームで遊びましょう」なんて言っちゃいました。先生方がピリピリしてなかったか心配・・・・
といいつつ、子どもたちが楽しそうだったので気にせず突っ走った園長です。

授業で使った「かけアイ×サステナブル」は大喜利のように掛け合わせでいろんなアイデアを出すもの。
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【国同士が仲良くなる    ×    食べ物】
というお題では「ありが糖(ありがとう)」「国と国がつながるバナナ」なんてアイデアが、
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【森林が守られる    ×    学校・塾】
というお題では「木の中に学校がある、そうすると木を切れない」なんてアイデアも。
「塾が多すぎるので森の中のサピックスだけにする」というのもありました、笑。

森の中に学校という意味かと思ったら、木の中に学校があるということだそう。超でっかい木です。子どもたちの発想ってすごいですね~

アイデアを出したあとに、賞を受け取けとる人を決めます。開発者の晋平さんのすごいところはアイデアを出したあとに、なんの賞かの発表があるところ。「世界中で役立つで賞」もあるんですが、「笑えるで賞」とかもあって、何賞にするのかがアイデアを出すときにはわかってません。なので、正解とか、かっこいいこととか、先生にウケそうなことを言わなくてもOK、ギャグでも何でも言っちゃえというムードを作れました!!子どもたちは、うんうんと考えたり、ワイワイと面白いことを言ったり、笑ったり、盛り上がりすぎて先生に怒られたり、笑。でも園長としては、アイデアがアイデアを産むこのワイワイと盛り上がる感じが最高だな~って思ってみてました。
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ゲームの最後に、みんなが出したアイデアについてサステナブルな点、アンサステナブルな点を話します。さっきの「ありが糖」では「仲良くなるけど糖分を取りすぎる」、「木の学校」では「木が切られないのはいいけど、学校が重すぎて木がつぶれてしまう」、「サピックス案」では、「森林は増えるけど、サピックスが高くて通えない人がいる」なんてネタも。子どもたちが一生懸命、サステナブルな面、アンサステナブルの面、両方の視点で考えてくれました。

そして、授業の最後には、今日いろんなアイデアが出たということを認識してもらいました。同じ日本で同じ学校のみんなでもいろんな考え方があるということを。
SDGsって今やいろんな学校で勉強していて、みんなある程度の知識はあると聞きます(むしろ大人よりも知識も意識もある!)。解決すべき問題はわかっているんですが、それを解決するには、複雑に絡み合った現状があり、それをこれから地球を守るために世界のみんなで解決しなくてはならない。そこに壁があると思っています。
なので、
・世界にはこの学校以上にたくさんの文化、たくさんの価値観、たくさんの考え方があること
・みなさんを始め、地球上の1人1人がこれからの世界を変える大切なチームメンバーであること
・物事には必ず両面あって、一見いいことに見えても、別の角度から見ればよくない面があることもある。ある国の当たり前が、他の国ではできないこともあること
・考え方を1つに絞らず、両面も違いも楽しんでほしいこと。そして違った意見を知れることは、自分の幅が広がるという特典があること
・みんなで解決のためのアイデアを出しながら、自分も成長しながら、地球をよくしていきましょう!

な~んてことを、伝えました。みんな最後はちゃんと聴いてくれて、園長も楽しくてたくさんのエネルギーをいただいた1日となりました。

▼かけアイサステナブルの詳細はこちら

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https://twitter.com/simpeiidea